更なる追い打ち。雨、高山病

16:20頃、元祖七合目(3010m)到着。
途中で人と会う事もほぼ無くなり、黙々と登っていく中で山小屋の存在は大きいです。
何かをするわけでも無く、ベンチに腰掛けて一休みさせてもらえるだけで、安心出来るというか、そこに誰かいるのが分かるだけで心がホッとしますね。
【山口山荘】にて小休憩と焼印をゲット!

山口山荘


緊張を解く事が出来る場所。
山小屋の存在は大きいです。







このままのペースで登る事が出来れば、目標の18時頃には九合目に到着出来ます。
少し歩くとすぐに息が切れて動けなくなってしまうので、最小限の動作で少しでも無駄な動きをしないようにする事と、一回の呼吸をゆっくりと大きく吸う事で、出来るだけ酸素を多く取り入れる事を意識して登っていました。
またこの辺りから、坂道を登るよりも段差が50cmぐらいある岩場を登る事も多くなってきます。金剛杖やトレッキングポールがあると非常に助かります。
最初のうちは、杖とか持ってると荷物になって邪魔に感じるかもしれませんが、過酷な状況になるにつれ、間違いなくありがたみを実感すると思います。

そしてこの辺りから少し異変が・・・。
こめかみから後頭部にかけて違和感が出始め、頭が重い。首を回したり、肩を動かしたりして紛らわそうとしましたが改善されず。
たしかにずっと軽めの酸欠状態が続いているので、何かしら体に異変が起きても不思議ではないですが・・・。
登っている最中に高地順応して、呼吸の乱れも治まるかと思ったのですが、ダメでした。高山病の発症です。

体調に異変が出始め、更に追い打ちをかけるように、今まで全く気配もなかったのに急に降り始める雨。
慌ててレインウェアに着替え、ザックカバーをセット。しばらくすると雨が止み、現れる大きな虹。もう大丈夫なのかな?と安心するも今度はドシャ降りの雨。
山の天気は変わりやすいとは言うけれど、ここまでコロコロと天気が変わるのは予想外でした。
雨で体が濡れてしまうと体温も奪われてしまうし、荷物が濡れて水分を含むと重くもなってしまいます。あと登山靴も防水性がしっかりしていないと、この先乾く見込みがないので、非常に辛いです。
雨対策もしっかりしておく事を強くお勧めします。ちなみにレインウェアは風を通さないので防寒具変わりにもなりますよ。

でっかい虹


雲の動きが早くて
ベストショットは撮れず・・・。







八合目までもう一息


ゴツゴツした岩場。
高低差も大きいので杖に助けられました。
池田館が見えます。






17:20頃、八合目(3250m)到着。
この時が一番のドシャ降りの時で【池田館】にて雨宿りと小休憩。残念ながら9月に入ると営業が終了してしまうので、焼印を押してもらう事は出来ませんでした。
今度来た時に押して貰えるよう願いを込めて写真をパシャリ。なんか可愛らしい焼印です。

池田館


軒先で雨宿り。
今度は焼印ゲット出来ますように。







目的地の九合目まであと少し。雨の止む気配もないし、見渡しても誰一人としていない状況。頭痛も治まるどころか酷くなっていました。
程度としては二日酔いに似た感じです。ただ頭痛以外の他の症状が出なかったのは、幸いだったかもしれません。酷い場合は下山を余儀なくされたり、命に係わる場合もあります。
ここからは自分との戦い、気持ちを奮い立たせて上を目指しました。目線の先にある進む道を、ただ見つめて無心で登っていたと思います。

いつの間にか雨も止み、今度は音の無い世界がやってくる。
標高3300m付近、見渡しても自分以外は誰もいない、風の音すら聞こえない。唯一聞こえるのは自分の息遣いだけが異常に大きく聞こえる。空気が澄んでいるせいか周りの景色がやたらと綺麗に目に映ります。
この世に自分一人しかいなくなったかのような、無音の世界が凄く不気味であり、普段の生活では絶対に経験出来ない不思議な感覚でした。
「自分は今、凄い所に来ているんだ」と改めて感じた瞬間です。

九合目への門?


亀裂の部分に小銭が挟んであります。
この先が本日のゴール九合目。







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